外階段に門扉、シャッター、雨戸など、建物には意外と鉄が使われている部分が多くありますよね。
中には塗り替えをしないでいたことで錆び付いてしまっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
存在感が大きい分、塗装サイクルは外壁を基準に考えてしまいがちですが、鉄部は塗装サイクルが短く、外壁と同時の塗装や、錆び付いてからの塗り替えではメンテナンス不足になってしまいます。
今回は安全性を損なうこともある錆付きを防ぐ「鉄部塗装」について、メンテナンス目安や放置した際のリスクなどをご紹介いたします。
鉄は人の移動を支える手すりや、台風などの大雨から建物を守る雨戸・シャッター、さらには人の体重がかかる外階段など、建物の中でも強度の求められる部分に使われることが多い材質です。
しかし、鉄部は水や酸素に触れると錆付き、見た目の悪さはもちろん、部材の強度低下を引き起こしてしまいます。
錆び付いた部分は少しの衝撃でも崩れてしまったり、部品が外れてしまったりと、従来の「強度を必要とする役割」を果たせなくなってしまうことも。
腐食が進むと最悪の場合、階段の底が抜ける、柵が外れるなど大事故や命の危険にもつながってしまいます。
実はそんな状態を防いでくれているのが、「塗装」なのです。
塗装は水や酸素から鉄部を保護し、錆付きなどの劣化を防ぐことができます。
保護効果がなくなる前に定期的に塗装の塗り替えをし、錆を防ぐことが建物の安全性を保つことに繋がります。
冒頭で「鉄部は外壁よりも塗り替えサイクルが短い」とお伝えしましたが、鉄部塗装の塗り替えはどのくらいを目安に考えれば良いのでしょうか。
使用されている塗料にもよりますが、一般的には5年を目安に塗り替えを考えると良いとされています。
水や酸素以外にも、排気ガスや人の触れる部分は劣化しやすいため、定期的に点検をし、以下の3つのいずれかの症状がみられる場合には塗り替えをおすすめいたします。
塗装部分を触った時に、手に粉がつく現象を「チョーキング現象」と言います。
この状態になると塗膜の機能が失われてきているため、保護効果がなくなる前に塗り替えを行いましょう。
塗装のひび割れや浮き、剥がれは、塗装の間に水や酸素が入り込める状態になってしまっています。既に塗装が役割を果たせていないため、錆び付く前にお早めの塗り替えがおすすめです。
既に錆が発生している場合、錆の進行は止まることなくどんどん広がります。
進行状況にもよりますが、水分を含んだ錆部分をやすりなどで除去するケレン作業を行い、塗装することで処置できる場合もありますので、できるだけ早く塗り替えをご相談ください。
前述した3つの症状が起きていないか、鉄部を点検してみましょう。
以下の部分は建物の中でも鉄でできていることが多いため、重点的に確認することがおすすめです。
戸建て住宅はもちろんのこと、集合住宅や店舗、会社、工場など不特定多数の人が行き来する場所でも、安全性を保つ定期的な塗装は不可欠と言えます。
きれいな外観になることで「建物がしっかり管理されている安心感」が生まれ、空室対策や集客につながる場合もありますので、是非塗装をご検討ください。
塗装のサイクル目安は材質や対象の役割、使用している塗料によっても異なります。
大きな事故につながるリスクもある鉄部は塗装目安が短いため、ご紹介した症状が出ていないかしっかりチェックしながら防水効果が落ちる前に塗装を行いましょう。
また、防水工事のトップコートも、鉄部同様5年程度が塗り替え目安となります。
防水工事は「ベランダ防水塗装 剥がれ・ひび割れは要補修?」でもご紹介しておりますので、前の塗り替えから時間が経ってしまったという場合には、この機会に鉄部と一緒に塗り替えをすることがおすすめです。
おつど塗装はあきる野市を拠点に、青梅市・羽村市・福生市など周辺地域に根差して塗装を行う国家資格「一級塗装技能士」在籍の塗装会社です。
塗装のプロがお客さまのご希望をしっかりお聞きし、建物の状態やご予算に合わせて、最適な塗装のご提案から、丁寧な施工、アフターサポートまで、塗装を通してお客さまに安心と喜びをご提案いたします。
是非お気軽にお問い合わせください。
Other News
東京都あきる野市を拠点に、外壁塗装・屋根塗装をはじめ、内装塗装、
防水工事などさまざまな塗装工事を承っております。
お見積りや塗装のご提案も承っておりますので、お気軽にご相談ください。