外壁塗装リフォームも住宅ローン減税でおトクに

紫外線や風雨から常に家を守ってくれている塗装は、日々劣化しています。

10年も経てば「壁や屋根の色がくすんできた」、「塗装のひび割れが出来ている」など、気になる箇所が出て来ることも多く、中には「リフォームの規模が大きくて費用面が意外と高く、塗装リフォームへ踏み切れない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「助成金で外壁・屋根塗装の費用を安く抑えるには？」でもご紹介した通り、東京都では市区町村や自治体ごとに外壁や屋根の塗装の費用を補助する助成金がありますが、リフォームの規模が大きい場合などには、他にもおトクに塗装する方法があります。
それが国土交通省の「住宅ローン減税（住宅借入金等特別控除）」です。

今回は、住宅ローン減税を活用した外壁塗装リフォームについてご紹介いたします。

外壁塗装リフォームも住宅ローン減税の対象

新築住宅を購入した際、年末時点で住宅ローン残高の0.7％分を所得税から13年間控除する、国土交通省の「住宅ローン減税（住宅借入金等特別控除）」。

実は、条件によっては「増築、改築、建築基準法に規定する大規模な修繕または大規模の模様替えの工事」に当てはまるため、外壁塗装リフォームでも活用することができます。

既存住宅のリフォームでは10年間減税を受けることができ、年間上限14万円、10年間で最大140万円が控除されるので、条件を満たしている場合は必ず活用したい制度です。
早速条件を見ていきましょう。

住宅ローン減税を受ける7つの条件

外壁塗装リフォームで住宅ローン減税を受ける場合は、７つの条件を満たす必要があります。

1.建物の所有者で、居住している

住宅ローン減税を受ける本人が住んでいるのが条件です。会社の事務所や資産として経営しているアパート・マンションは当てはまりません。

2.登記簿に記載された建物の床面積が50㎡以上

登記簿に記載された床面積と売買契約書などは床面積の算出方法が異なる場合があるため、注意しましょう。

3.リフォームに10年以上のローンを組んでいる

銀行や信用金庫、住宅金融支援機構などからの借り入れが対象となり、親族や知人などからの借り入れは対象外となります。

4.中古住宅の場合、耐震性能を満たしている

2021年まで「築年数」についての条件でしたが、「昭和57年以後に建築された住宅」（新耐震基準適合住宅）へ緩和されました。

5.合計所得金額が2,000万円以下

サラリーマンの場合、年収（収入）から給与所得控除を引いた額が所得となります。
不動産所得や山林所得などがある場合は収入に含まれてしまうため、注意する必要があります。

6.工事費が100万円以上

外壁塗装のリフォームの場合、工事費が100万円以上であることが住宅ローン減税を受ける条件の一つになります。
壁以外にも、床や梁、屋根、階段、柱などへの塗装リフォームも対象となるため、外壁と一緒に塗装を行って、まるで新築のようにリフォームするのもおすすめです。

塗料の種類によっては、カビ・湿気対策や寒さ・暑さ対策のできる塗料もありますので、住宅性能を上げる塗装リフォームも是非ご検討ください。

7.工事から半年以内に居住している

工事終了後、半年以内には住宅に住み始めていることも条件となっています。

2022年に税制改正があったため、条件が一部変更されました。
緩和されている条件などもありますので、上記に当てはまる場合は是非活用していきましょう。

確定申告で住宅ローン減税を申請

住宅ローン減税の申請は、リフォームの翌年に確定申告で行います。
普段は確定申告が必要ないサラリーマンの方でも、最初の一年目についてはご自身で確定申告を行うことになります。

確定申告書や本人確認書類など、税務署や市役所などで入手できる書類の他にも、塗装会社が発行する「増改築等工事証明書」が必要です。

増改築等工事証明書を発行するためには登記簿の写しや、間取り図、施工前の写真が必要になり、証明書の発行に手数料がかかるため、見積書作成の段階から増改築等工事証明書を発行したいと塗装会社に伝えるようにしましょう。

住宅ローンを活用して気になる外壁を塗装

冒頭でも記載したように、外壁は日々劣化しています。
塗膜が劣化し、機能しないまま放置しておくと、雨漏りなどでさらにリフォーム費用がかかってしまうことも。

外壁の塗り替え目安については、以下の記事でもご紹介しております。
住宅ローン減税など、おトクに塗装リフォームできる制度を利用して、住宅の耐久性を高めていきましょう。
外壁塗装 塗り替えタイミングの目安

おつど塗装はあきる野市を拠点に、青梅市・羽村市・福生市など周辺地域に根差して塗装を行う国家資格「一級塗装技能士」在籍の塗装会社です。

塗装のプロがお客さまのご希望をしっかりお聞きし、建物の状態やご予算に合わせて、最適な塗装のご提案から、丁寧な施工、アフターサポートまで、塗装を通してお客さまに安心と喜びをご提案いたします。
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